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K-POP界では“ガールズグループ”の音源の方が強い?現役男性アイドルも感じるボーイズグループの活躍の難しさとは
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最近のK-POPでは、ガールズグループの勢いが止まりません。
SNSや音楽チャートを見ても、aespaやNJZ(NewJeans)、IVE、LE SSERAFIMなど…K-POPガールズグループの名前がズラリと並び、音源チャートで好成績を収めていることがわかります。
では、なぜ今、女性グループがこんなにも注目されているのでしょうか?
ファンダムに支えられるボーイズグループとの違いや、女性アイドルの共感力・バズ力にも注目し解説します◎
また、K-POP第4世代の人気グループ、TOMORROW X TOGETHER(TXT)のヨンジュンも感じる“K-POPボーイズグループの活躍の難しさ”についてもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね♪
📌 この記事を読むとわかること
- K-POP女性アイドルグループが音源チャートで人気の理由
- 男性アイドルグループと女性アイドルグループの売れ方の違い
- ガールズグループの楽曲が一般層に広がりやすい理由
- ファンダムによるCD購入の動きとその影響
- 今後のK-POP音源市場の動向
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目次
K-POP第4世代ガールズグループの台頭と成功要因
2020年以降、つまりはK-POP第4世代から、(G)I-DLE、IVE、aespa、LE SSERAFIM、NJZ(NewJeans)といったガールズグループが、アルバム売上記録を次々と更新しています。
デビュー当初から世界市場を視野に入れているだけでなく、楽曲リリースやツアーの開催、オシャレで可愛いグッズの販売なども積極的に行なっており、最近ではボーイズグループに匹敵する成果を上げていますよね。
韓国人男性には兵役の義務がありますが、女性は兵役制度がないため、比較的活動の中断が少なく、継続的な影響力を持ちやすいとされています。
証券会社も、リスクが少なく安定した実績を持つガールズグループを好む傾向があるといいます。
(G)I-DLE、IVE、aespa、LE SSERAFIM、NJZ(NewJeans)といった人気グループは、アルバム初動売上や累積売上で高い数字を記録しており、これは強固なファンダムの存在を示しています。
とくに、東南アジア、日本、北米、中南米などの新興市場での人気が、彼女たちの成功を支えています。
このグローバルなファンベースは、アルバム販売、ワールドツアー、グッズ販売、高級ファッションブランドとの提携など、多岐にわたる成功の要因となっています。
デジタル配信ランキングではガールズグループが多数上位に
最近の韓国音楽チャートを見ると、上位にランクインしているのはNJZ(NewJeans)やIVE、(G)I-DLEなどの女性アイドルグループばかり!
実は、音源(=ストリーミングやダウンロード)チャートでは女性グループの方が優勢な傾向にあります。
これは、K-POP第4世代の人気グループ、TOMORROW X TOGETHER(TXT)のヨンジュンも感じているようで、“K-POPボーイズグループの活躍の難しさ”についてGOT7 ベンベンのYouTube番組『ベムの家』で「音源チャート大半はガールズグループが占めています。それはもちろん良い楽曲だからです。でも、ボーイズグループにも良い楽曲はたくさんあると思うんです。少し悲しい(残念な)ところもあります」と語っています。
例えば、Melonやgenieといった韓国の大手音楽配信サービスのランキングでは、NJZ(NewJeans)の『Super Shy』やIVEの『I AM』などが長期間にわたって上位をキープしていました。
こうした傾向からも、一般のリスナー層に女性グループの音楽がしっかり届いていることがわかります。
GOT7 ベンベンも「K-POP第3世代の頃から僕らは大衆からの注目度に飢えていました。ボーイズグループの皆さんも一生懸命頑張っている。僕らも大衆からの注目度が重要だと考えているので、たくさんの注目をお願いします」と話しており、やはりガールズグループの方がボーイズグループよりも楽曲がヒットしやすいということを“分かっている”というのが分かります。
なぜガールズグループの音楽は人気なの?
ガールズグループの楽曲は、誰でも聴きやすく、耳に残るメロディーや振り付けが多いのが特徴です◎
「学校生活」「恋愛」「自分らしさ」など、日常に寄り添ったテーマが多く、10〜20代の共感を得やすい傾向にあります。
さらに、NJZ(NewJeans)やIVEのように、レトロ感やナチュラルなコンセプトを打ち出すグループも増えていて、「派手すぎないのにオシャレで憧れる!」という声も多数。
ガールズグループが一般層に人気な理由
- 聴きやすくバズりやすい曲が多い
- 共感できるテーマが多い
- SNSで話題になりやすいビジュアルやファッション
こうした“親しみやすさ”と“トレンド性”が、多くの人に支持される理由となっています◎
K-POPアイドルのアルバム販売戦略とファン層の違い
K-POPアイドルのアルバム販売戦略には、シングルアルバム、ミニアルバム、フルアルバム、リパッケージアルバムなどがあります。
ミニアルバムをリリースしてカムバックするというのがスタンダードな活動方法ですが、最近では、先行シングルを配信し、アルバムの宣伝やタイトル曲以外の知名度向上を図る戦略も見受けられます。
また、フルアルバムは制作に多大な投資が必要なことから、デビューから2年ほど経ってリリースされることが多いです。
そして、最近ではなくなってきましたが、リパッケージアルバムは、フルアルバムに新曲を追加し、タイトル曲を一新してリリースする方式で、活動期間の延長や空白期間の短縮に寄与してきました。
音盤成績に関しては、男性アイドルグループのファン層は女性がほとんどで、彼女たちはマメで献身的な傾向があり、情報共有や投票などの活動も積極的なことから、男性アイドルグループのアルバム売上が高くなる傾向があります。
男性アイドルは“CD売上”で圧倒的?フィジカル(CD)ではボーイズグループが強い理由
先ほど、音源成績はガールズグループの方が良いということを説明しました。
しかし、アルバム(CD)の売上(いわゆるフィジカル販売)になると、Stray KidsやSEVENTEENなどのボーイズグループがトップに君臨しています。
これは、男性グループのファンダム(ファン層)が非常に熱量が高く、推しの記録更新のためにCDを複数枚買うファンが多いためです。
CDを購入する理由として多いのは…
- 推しの売上に貢献したいから
- 特典(フォトカードやサイン会応募)目当て
- コレクション性が高いから
このように、男性アイドルのCD売上=熱心なファンダムの応援の証とも言えます♡
K-POP男性アイドルが大衆的な人気を得にくい理由
CD売上や海外での反応は好調である一方、韓国国内の音源チャートで苦戦しているK-POP男性アイドルについて、BTS(防弾少年団)の成功が影響していると分析されています。
BTS(防弾少年団)の独自の世界観が成功し、それを模倣する男性アイドルが増加。
この世界観はファンの結束を強める効果があるものの、一般の人々には伝わりにくく、大衆的な人気の確保が難しくなっていると言われています。
一方、ボーイズグループと違い巨大なファンダムを持たないガールズグループは、一般受けする楽曲を作る戦略をとることで、生き残りを模索しているとも言われているんですね。
その結果、CD市場では男性アイドルが、音源チャートでは女性アイドルが頭角を現す傾向が見られます。
今後も女性アイドルの人気は続く?
ここ数年の傾向から見ると、ガールズグループの“音源での強さ”はしばらく続きそうです!
K-POP第4世代のNJZ(NewJeans)やIVE、aespaだけでなく、K-POP第5世代のBABYMONSTERやILLITのような新世代のガールズグループも次々とデビューし、K-POPの音源市場をけん引する存在になりつつあります。
しかし、K-POP第5世代からは、ZEROBASEONE、BOYNEXTDOOR、TWSなどのボーイズグループも大衆ウケするようなキャッチーな楽曲をリリースし続けています。
もちろん、男性アイドルもCD販売やワールドツアーで強さを発揮していますが、現段階では全体的に見るとまだまだ“音楽を聴く層”により広く届く曲をリリースしているのは女性グループの方が多いと言えるかもしれません。
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