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K-POPアイドルにとりわけ多い問題が、健康問題ではないでしょうか。
摂食障害やうつ病・パニック障害等のメンタルヘルス問題、さらに問題が劣悪化すると自殺問題にまで発展してしまう、この大きな問題。
アイドルは“商品”なんて言葉もありますが、本当にそんな言葉で片付けて、こういった問題を問題として取り上げず、いつまでもこのままで良いのでしょうか…?
応援しているファンとしても悲しくなってしまうことの問題について、少し考えてみたいと思います。
今回取り上げるのは、摂食障害について。
そして、K-POPアイドルに多い吐きダコについても考えていきます。
筆者(Neon)はこんな人です
K-POPアイドルのファンでいると、必ずといっていいほど「精神的な理由により活動を休止します」といった悲しいニュースを何度も耳にしてきたのではないでしょうか。
こうした健康問題(メンタルヘルス問題)は、なぜこんなにも多いのでしょうか?
その背景を探っていきたいと思います。
韓国では毎年、どれくらいのグループがデビューするか、知っていますか?
なんと…数十組と言われています。
そして、解散するグループも毎年数十組あると言われています。
そんな中で、何年も人気を集め、長く活動できるグループはどれくらいいるでしょうか?
ほんのひと握りです。
びっくりするほどに少ない確率なんですよね(近いうちに統計を出したいなと思っています)。
だからこそ、K-POP界はものすごい競争社会。
どの芸能事務所も売れるグループを作るために、練習生やK-POPアイドルに対して、ビジュアル・ボーカル・ラップ・ダンス・個性など、それぞれとても高いレベルを求めています。
他のアイドルに少しでも劣っていれば、グループとして注目される・人気が出る・売れる可能性が下がってしまうというのが理由です。
他社のアイドルも万全の体制を整えて、次から次へとデビューしていきます。
既存のアイドルと同じでは面白みがないし、実力がなければレベルの低いグループだと認識されてしまい、見向きもされないかもしれません。
だからこそ年々、競争率が上がり、練習生・K-POPアイドルに求めるレベルがどんどん高くなっているんです。
これも競争が激しいことが理由ですが、より良いレコーディングにするためにも、MVを撮るためにも、ステージを作るためにも、朝から夜中まで練習をしている練習生・K-POPアイドルがほとんどです。
寝る間も惜しんで、食べる間も惜しんで練習するなんてことはザラにあります。
1日の練習量が2桁になるなんてことは当たり前の世界で、これを一般の社会人に置き換えれば、毎日残業しているのと同じです。
自らのためとはいえ、ここまでの過度な練習量はちりも積もれば相当な身体的ストレスがかかります。
1度カムバック(楽曲リリース・アルバムリリース)すると、1ヶ月〜2ヶ月程度、休みなく朝から晩まで働きっぱなしになるK-POPアイドルたち。
音楽番組の収録、各種番組への出演、ラジオへの出演、雑誌の撮影などなど…
その他にも、最近ではYouTubeコンテンツの撮影やビハインドシーンの撮影が入っていたり、休める場(プライベート)がほとんどない状態を過ごします。
悲しい話ですが、ステージ上で具合が悪くなって倒れてしまった…というK-POPアイドルも少なくありません(YouTube等で検索すると出てきます)。
メンバーもファンもスタッフも、そしてファンも。
その場にいる全員が心配することになりますし、撮影やライブ、イベントが止まることもあります。
本人にはもちろんとてつもない負担がかかっていますし、こうしたショッキングな事態は誰にとっても損でしかない状況です。
しかし、こういった問題はいつになっても改善されませんよね。
アイドルの健康問題を理解するために
韓国には奴隷契約なるものが存在します。
発端は日本でK-POPブームを引き起こしたグループ、東方神起の奴隷かのような所属事務所との契約内容が明るみになったことで、“奴隷契約”という言葉が広まったと言っても過言ではありません。
当時、SM Entertainmentと東方神起の契約期間は13年という、かなり長いものでした。
しかもこの間、所属事務所から活動やグループで作り出した売上に見合った金額(給料)を支払ってもらえていないという、契約条件の異常を訴えました。
あれだけの人気を博し、K-POPを一気に世に広めた東方神起でしたが、受け取っていた給料は一人当たり一年にもらっていた分を日本円に換算すると、新卒の給料ほど(300万円前後)だったとも言われています。
これらは練習生時代の育成にかかった費用(宿舎代・食費・トレーニング費・移動費など)を差し引かれて支払われているから、という話もあり、何年でその費用を返済できたかという話もよく聞く話です。
そして、先ほどご説明した東方神起の奴隷契約問題が裁判になったことをきっかけに、2009年には「大衆文化芸術人の標準専属契約書」制度が導入され、韓国の芸能事務所はアーティストと7年以上の契約を交わすことができなくなりました。
これが良かったのか悪かったのか、K-POPグループは7年を境に、解散したり、メンバーが脱退したりということにもつながっています。
もちろん、7年が経ってもメンバー全員が再契約するということもありますが、それは本当にひと握りのグループしかないんです。
韓国は日本以上にネット社会です。
そのため、ネット上での攻撃が年々激しくなっています。
匿名だからとなんでも言ってもいいわけではないですよね。
言葉というのは、時にナイフのように心に突き刺さります。
例えば、V LIVE(ライブ動画配信アプリ)で生放送中に、コメント欄に容赦無く悪口を書く人がいたり、YouTubeのコメント欄、TwitterやInstagramのコメント欄に心ない言葉を書く人、さらにはDMで傷つけるような言葉を送る人。
ファンがいなければ成り立たない職業であるK-POPアイドルですが、その多くが、“アンチ”の棘のある言葉たちに苦しめられ、それが原因で自殺にまで追い込まれてしまったK-POPアイドルもいます。
最近では、アイドルの人権問題とも言われていますよね。
K-POPアイドルの健康に関わる問題として、3つの問題をご説明しました。
これらは全て、行き過ぎると“ストレス”として積み重なり、キャパを超えてしまうと、さまざまな健康問題へ発展します。
慢性的な疲労からくる身体面の不調はもちろんですが、メンタル面にまで及んでしまえば、摂食障害やうつ病を発症してしまうこともあります。
今回は、K-POPアイドルに多い摂食障害についてフォーカスしてご紹介していきます。
また、最後に摂食障害が原因でできてしまう“吐きダコ”についてもご紹介します。
摂食障害と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
摂食障害といえば、拒食症(神経性無食欲症)と過食症(神経性大食症)の2つに分けられ、これらは若い女性に特に多いと言われています。
摂食障害はダイエットと密接な関係があります。しかし重症例では、背景としてそれ以外の精神的な要因も考える必要があります。
引用元:大江病院
これを聞いて真っ先に思いついたのは、K-POPアイドルたちのびっくりするほどの“細さ”です。
人前に出る職業ということで、体型管理は各事務所それぞれで厳しい管理をしています。
メンバー全員が美しい体型でだと言われているAOAが、以前「50kgを超えているのになんでそんなに食べているのか」と事務所の人に怒られているなんて場面を見たことがあります。
身長は160cm後半。
それでも50kgあれば“重い”と言われる職業です。
過度なダイエットに追われて、これでは摂食障害になってしまっても仕方ない状況だな…と思ってしまいました。
では、摂食障害のひとつ拒食症はどんな病気なのでしょうか?
調べてみると、下記のように記載がありました。
拒食症は摂食拒否による意図的な体重減少(極度のやせ)が主症状です。十歳代から始まることが多く、発症の要因はダイエット、ストレス、家族葛藤、心的外傷、挫折体験、性格傾向など複雑です。やせ願望が強く肥満に対する恐怖を持っており、いくらやせていても満足できず、まだ太っていると思い続けるボディイメージの歪みを認めます。頑固に拒食し、やせるために動き続け、著しいやせが続くと生理は止まり、骨粗鬆症、多臓器障害、脳の萎縮など深刻な問題が発生します。飢餓状態から身体を守るために脳内麻薬が分泌され、気分が高揚し空腹感が消失します。そしてやせの悪循環に陥り、死の危険にも無頓着となります。
引用元:大江病院
主な発症要因が、ダイエットやストレスと聞いて、これは拒食症がK-POPアイドルに多いというのも、理解できます。
痩せなければいけないと自分自身で思うだけでなく、事務所からも圧力がかかったり、時にはファンからの心ないコメントが発端となってダイエットをしなければ…と思うアイドルがいるのも事実です。
ただでさえスリムなK-POPアイドルですが…
拒食症の基準を調べてみると驚きの内容が…
14歳から18歳に起きやすい症状で、女性の発症率は男性の10~20倍です。
BMI(Body Mass Index)=(体重kg)/(身長m)×2が17.5以下または標準体重から15%以下であればその可能性が高いです。
神経性無食欲症の方は、極度にやせた状態を理想的体型と錯覚し、低体重を維持するために食事を拒否します。
引用元:パークサイド日比谷クリニック
拒食症には、このような基準があることがわかりました。
BMI17.5以下…
それってほとんどの女性K-POPアイドルがそうなのでは…?
と思わされる数字で、空いた口が塞がりません。
あくまでも拒食症の可能性がある数値ということではありますが、先程のAOAのメンバーの身長・体重で考えてみると…
50kg以下でなければアイドルとしていかがなものか?という話だったので、167cmで50kgだとして計算をして見ました。
167cm 50kgの場合のBMI
50÷(1.67×1.67)=17.9
拒食症と判断されるギリギリの数字であることがわかります。
仮に事務所が提示している体重は50kgでなければいけない、という基準で計算してみると…(AOAメンバーの現在の体重47kgで計算)
167cm 48kgの場合のBMI
47÷(1.67×1.67)=16.9
このような結果になりました。
確かにK-POPアイドルの中では普通の体重かもしれませんが、この数字だけ見れば拒食症と疑われてもおかしくない体重であることがわかります。
過去に元OH MY GIRLのジニが拒食症になったことを公表していますが、公表をしていなくても拒食症に悩まされているアイドルは、結構たくさんいるのかもしれません。
摂食障害のひとつ、過食症はどんな病気なのでしょうか?
拒食症は…
むちゃ食いを発作的に繰り返し、食行動を自己制御できない状態です。しかし自分の体重には過度に関心を持っており、体重を増やさないために自己誘発嘔吐や下剤、利尿剤の乱用を続け、身体の負担は大きくなります。拒食症と同様、やせ願望や肥満に対する恐怖があり、過度のダイエットのため習慣となったり、欲求不満の代償であったり原因は様々です。拒食症に続き過食症となるケースも多く認めます。
引用元:大江病院
ダイエットをしすぎてストレスが溜まってしまった結果、暴飲暴食をしてしまうけれど、痩せなければいけない、太ってしまってはダメだという思いから、下剤や利尿剤を使用して食べたものを極力全て体外に出したり、嘔吐したりして太らないようにする行為であるということですね。
男女比は1対10と、圧倒的に女性に多い病気です。これは女性の方がやせ願望や、ダイエット指向が強く、体型に対する社会的プレッシャーが大きく、やせていることに価値をおいているためと考えられています。
引用元:大江病院
体型に対する社会的プレッシャーというのが、K-POPアイドルに一番関係するな、とこちらの記事を読んで思いました。
K-POPアイドルは少しでも太ってしまうと、他のスリムなメンバーと比べられたり、ネットでの攻撃の対象になります。
それで傷ついているアイドルをこれまで何人も見てきました…。
過去に過食症だったと自ら公表しているアイドルもおり、無視できない問題になってきたということがわかります。
過去に過食症を公表したのは、元KARAのホ・ヨンジとパク・ギュリ、そしてシンガーソングライターのIUです。
アイドルの健康問題を正しく理解するために
K-POPアイドルにまつわる健康問題の一つとして、摂食障害をあげましたが、本人が公表していなくても、ある部分を見れば摂食障害のひとつ拒食症であるのでは?と判断できます。
それが、吐きダコです。
おう吐を誘発するためにのどに指を入れることで、手の甲や指などにできることがある「たこ」です。
引用元:NHK ハートネット
拒食症はダイエットをしすぎてストレスが溜まり、その結果、暴飲暴食をしてしまって、その罪悪感から(痩せなければいけない、太ってしまってはダメだという思いから)、下剤や利尿剤を使用したり自己誘発性嘔吐を繰り返してしまうことをいいます。
この自己誘発性嘔吐が原因でできるものが、吐きダコです。
嘔吐するときに、手を喉に指を入れると歯が手関節や手の甲に当たり、何度も繰り返すうちにタコができてしまうというもの。
傷となっている場合や、赤く腫れ上がっている場合もよく見かけます。
よく見かけるのは、中指のくるぶしの吐きダコ。
ほんのり程度に赤くなっている人もいれば、見ていて痛々しいほどに腫れ上がっている人も。
数回吐いただけでは吐きダコはなかなかできないでしょう。
拒食症に悩まされ、何度も自己誘発性嘔吐を繰り返しているからこをできてしまうものということです。
K-POPアイドルの健康問題を取り上げてきましたが、今回注目する問題は“摂食障害”。
実際にどれだけのK-POPアイドルが健康問題に悩まされているのだろうと考えるだけでもしんどいものですが、先ほどご紹介した“吐きダコ”があるK-POPアイドルが度々話題になるので、まとめていきます。
※痛々しい写真もありますので、この先をご覧になる方は自己判断でお願いいたします
吐きダコがあると話題になったK-POPアイドルの1人が、SEVENTEENのジョンハンです。
ジョンハンといえば、長髪かつジェンダーレスな美しいビジュアルを持っているメンバーということで、デビュー時には超がつくほど注目を集めたメンバーです。
ジョンハンはデビュー時、メンバーの中でも細い方ではあるけれど、普通かな?くらいの体型でしたが、一時期グンと痩せてしまったことがあります。
そして、この吐きダコがファンの間で話題になったのも、激痩せした頃です。
顔色が悪かったり、元気がなさそうだと心配の声も上がっていたジョンハン。
SEVENTEENは韓国国内外で人気を集める、K-POPアイドルの中でもかなり多忙なグループです。
日々のストレスからくる過食症に悩まされていたのでは…と想像できます。
現在は吐きダコも消えているので、症状は落ち着いたようです。
最近では欧米でも活躍が目立っているMONSTA X。
そんなMONSTA Xのビジュアル担当であり、モデル経験もあるメンバーがヒョンウォンです。
モデル経験があるということで、デビュー時から今まで、とてもスレンダーな体型でとてもスタイルがいいヒョンウォン。
しかし、そんなヒョンウォンの手の甲には吐きダコが…(今はもうないのでご安心を)。
ビジュアル担当と言われ、モデルとしての活動もし、そのスタイルの良さで売り出してきたヒョンウォンだからこそ、事務所やファンからの期待、そして自分自身の中にある基準、そう言ったものに反さないようにと自然とストレスを感じていたのかもしれませんね。
グローバルに活動しているグループ、NCTの中心メンバーであるジェヒョン。
イケメンが多いと言われているNCTの中でも、ビジュアル担当と言われているメンバーで、その端正なルックスは度々話題に上がるほど。
そんなジェヒョンにも一時期、吐きダコが見られました。
特に2枚目は血が出てかさぶたになったばかりの写真で、見ていてとても痛々しいですよね。
ジェヒョンもまた、激痩せした時期に吐きダコができていたことから、過度なダイエットによるストレスが原因の過食症に悩まされていたのでは?と想像できます。
食べるのがとにかく大好き!と公言しているジェヒョンなので、好きなものを食べても太れない…というプレッシャーから吐きダコを作るまで、自己誘発性嘔吐をしていたなんて、想像したくもありませんよね。
好きなものを好きなだけ食べて…元気で過ごして欲しいのがファンの気持ちでしょう。
サバイバルオーディション番組の火付け役となった、Mnetが放送する『PRODUCE101』シリーズ。
そんなMnet『PRODUCE101』のシーズン1からデビューしたグループのセンター、チョン・ソミといえば、JYP Entertainmentの練習生ということや、TWICEが誕生したサバイバルオーディション番組『SIXTEEN』に出演していたため、番組放送当初から放送終了まで、常に注目を集めていました。
そんなチョン・ソミですが、番組中にも体調を崩してしまう場面が放送されるなど、ストレスと過度の疲労でダウンしてしていました。
そんなチョン・ソミの手にも吐きダコが。
サバイバルオーディション番組では、あまりの過酷さに回が進むにつれて痩せていく練習生がたくさんいます。
チョン・ソミは常に注目されていたこと、常に上位にいたことで相当なプレッシャーを受けていたはずです。
おそらくそうしたストレスやプレッシャーから、吐きダコができるまでの摂食障害に悩まされていたのだと推測できます。
日本で爆発的人気を誇ったサバイバルオーディション番組といえば、『Nizi Project』でしょう。
そんな『Nizi Project』から誕生したガールズグループ、NiziUのメンバーミイヒも吐きダコが話題になっています。
ミイヒは出演当初、今よりもふっくらとしていました(もちろん普通体型です)。
しかし、ファンが心配するほどに日に日に痩せていき、そのあまりの細さに心配の声がたくさん上がっていました。
実際にNiziUとしてデビューしてからも、健康上の理由により活動を一時的に中断し、デビュー曲の活動にも参加できないほどでした。
国民から注目される番組に出演し、デビューに向けてまっすぐに頑張っていたからこそ、頑張りすぎてしまったのでは?と推測できます。
ミイヒが感じていたストレスやプレッシャー、そして疲労は計り知れませんが、さまざまなものが重なって、こうした健康問題に発展してしまったと考えられます。
いつになっても消えない、K-POP業界の健康問題。
今回は、過度な活動や練習、そしてさまざまなストレスとダイエットなどが原因となって引き起こす摂食障害について触れてきました。
“推し”にはいつも健康で、元気でいて欲しいものですよね。
しかし、こうした健康問題が日々問題視されていてもなお、健康問題に直面し、苦しんでいるK-POPアイドルがたくさんいます。
韓国では、挨拶として会った人に「ご飯は食べた?」「痛いところ(悪いところ・しんどいこと)はない?」という言葉をよくかけているなと思いますが…
しんどい時にはしっかり休んで、そして美味しいご飯をたくさん食べて、いつも笑顔で幸せにいてほしいなと願うばかりです。
無視できない健康問題を知る