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「ドゥンバキ」がひと段落、K-POP第5世代からは「清涼コンセプト」に移行?「素材を活かす」が当たり前の時代に
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筆者(Neon)はこんな人です
- K-POP雑食ペン
- K-POPファン歴10年目
- K-POP情報サイト『SNAPSHOT』を運営し始めて7年目
- 熱しやすい
- 情報収集が趣味

K-POP雑食ペンならではの観点で、K-POPについて、そしてK-POPアイドルについての情報をわかりやすく詳細にご紹介していきます!
2020年ごろのK-POPは「ドゥンバキ」が流行していて、K-POP第2世代後半〜第3世代前半ころのようなちょっぴりダークでビートの効いた音楽でカムバックするK-POPアーティストが多かったですよね。
※「ドゥンバキ」って何?と言う方は、下記引用文章でぜひイメージを掴んでくださいね。
※後ほど記載する記事で「ドゥンバキ」と言う言葉を生み出した方のお話を詳しく読めますので、ぜひ。
ーー20年、SNS上で「赤黒ドゥンバキ」「ドゥンバキ」という、いわゆる「K-POPぽい」ドゥーン、バキバキーッとした印象の楽曲を表現するワードが多用されていました。ラブ子さんがネーミングされたそうですね?
ラブ子 まずビジュアルのコンセプトとして、19年の年末から20年の年明けにかけて、複数のグループが割と似通ったダークなイメージ――「赤」と「黒」の2色でカムバックして、今までのイメージを打ち破ろうとしていたんです。THE BOYZの「REVEAL」や、PENTAGONの「Dr.BEBE」、イ・デフィ(AB6IX)のソロ楽曲「ROSE, SCENT, KISS」等がそうですね。
引用元:https://www.cyzowoman.com/2021/01/post_319907_1.html/amp
サイゾーウーマン


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この記事で上がっていた「ドゥンバキ」でイメージされるグループ(そういったコンセプトの楽曲を複数リリースして活動してきたグループ)は、THE BOYZ、VERIVERYが例として挙げられています。
この2つのグループは、デビュー時からそうだったというわけではなく、2020年ごろからガラッとコンセプトを変えてきました。
反対に“流行る前からそうだった”グループ(そのコンセプトが似合うグループ)としてはMONSTA XやSEVENTEENが挙げられていました。
また、流行する前から「ドゥンバキ」様な楽曲をリリースしていたグループとしてはSHINeeが挙げられています。
その他、K-POP第4世代ではStray KidsやATEEZあたりがもともと「ドゥンバキ」様なコンセプトで活動してきたため、K-POPファンの間でもその印象が強いでしょう。
目次
2023年からは素材を活かすコンセプトが主流に
さて、ここからが本記事の本番。
数年前まで「ドゥンバキ」が流行していて、さまざまなグループが「ドゥンバキ」で活動していました。
しかし、2023年に入ってからデビューするアイドルはK-POP第5世代と呼ばれるようになり、それとともに音楽性にも変化が現れています。
これはK-POP第5世代に移行する直前にデビューしたNJZ(NewJeans)が“爆発的ヒット”してからの変化と言ってよいでしょう。
今回の記事で取り上げたい「素材を活かしたコンセプト」はとくにボーイズグループに見られますが、K-POP第5世代を代表するボーイズグループといえば、RIIZE、ZEROBASEONE、BOYNEXTDOOR、TWSなどでしょうか。
とはいえ2023年以降にデビューしたK-POP第5世代だけでなく、2023年以降にコンセプトを変えてカムバックしたK-POP第4世代のグループもいます。
それではここからは「清涼コンセプト」など、K-POPアイドルたちの「素材を活かす」コンセプトで活動するグループと、代表曲をご紹介していきます。
デビュー時から「清涼コンセプト」など「素材を活かす」コンセプトで活動するグループ
BOYNEXTDOOR
デビュー時からコンセプトを固めすぎず、メンバーそれぞれが持つ強みや1人ひとりのアイデンティティ、才能を引き立たせる楽曲やステージ構成でステージを作ってきたBOYNEXTDOOR。
楽曲コンセプトは毎回違うもののストーリーには一貫性も感じられます。
そんなBOYNEXTDOORといえば“ハンドマイク”でのパフォーマンスを徹底しており、常に生歌勝負、常にそのときのステージに没頭して魅せることを意識してきました。
兎にも角にも“生パフォーマンス”が魅力的で、ステージ上で遊んでいるかのような自由さ、歌詞やストーリー…
ステージや会場の雰囲気に身を任せて自然に出てくる表情など、BOYNEXTDOORのステージは見どころたっぷりです。
つい数年前までは“明確なコンセプト”を定めて活動するグループが多かったのですが、こうしてグループメンバー1人ひとりの才能や強み、趣向などを前面に打ち出し、伸ばし、活かすというのも最近のK-POPの傾向となっています。
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ZEROBASEONE
サバイバルオーディション番組、Mnet『BOYS PLANET』からデビューしたZEROBASEONEのデビュー曲『In Bloom』のミュージックビデオ(MV)は、どこか夢幻的な雰囲気のある世界観となっています。
白シャツにブルーデニムという爽やかな衣装を身に纏いパフォーマンスしているのが印象的なこちらのMVは、全体的に清涼感・爽やかさ・明るいエネルギーが感じられます。
そんな『In Bloom』は、ヴィンテージ・トレンドどちらも感じられるドラム&ベースジャンルの楽曲で、歌詞を見てみると、サバイバルオーディション番組出身の期間限定グループだからこそあえて「終わりがあるからこそ美しい」というメッセージを込めています。
また、最後まで全力で駆け抜けるといった、これからの“目標”に向かって1歩を踏み出す意気込みが感じられますね。
このように“等身大の姿”を楽曲に反映させるというのも、ここ最近のトレンドとなっているといえます。
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RIIZE
SM Entertainmentの新時代をリードする存在として、注目を集めているRIIZE。
実力・ビジュアルを兼ね備えたオールラウンダーグループというだけでなく、魅力的かつ個性溢れるキャラクターも人気を集める要素となっています。
そんなRIIZEのグループとしてのカラーは、あえて“コンセプトを固めすぎない”というところにあるのではないでしょうか。
SM Entertainmentらしいクォリティの高い音楽と最新トレンドをキャッチしリードしていくという部分はもちろん持ち合わせているのですが… コンセプトを固めずに素材の力(実力やビジュアル、個々のキャラクターなど)を最大限に活かすことで、メンバーそれぞれの魅力を引き出すことに成功していると言えます。
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The Wind
Highlightが所属するAround US Entertainmentの参加レーベルWith US EntertainmentからデビューしたThe Wind。
メンバーは中学生〜大学生という“学生”で構成され、デビュー時平均年齢は16.8歳でした。
だからこそあえて“青春”を前面に打ち出した楽曲のみで構成されたアルバムをリリースしてデビューしたThe Windは、他との差別化に成功。
他のグループとは一切かぶらない、The Windだけのイメージを確立しました。
年齢を重ねればきっと、メンバーの成長に合わせたコンセプトへ変化していくと見られます。
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TWS
SEVENTEENの後輩グループとして2024年にデビューしたTWS。
TWSもコンセプトを固めすぎることなく、デビューアルバムに収録されている楽曲はどれもメンバーの年代に合わせた“清涼感”や“青春”をベースとした楽曲となっています。
また、TWSのメンバーたちは“明確なポジションを定めない”というHYBE所属のグループ(K-POP第4世代後半にデビューしたグループ)の基本も引き継いでおり、メンバー全員がボーカル・ラップ・ダンスを満遍なくこなすスタイル。
そうすることで、楽曲ごと・活動ごとに様々な魅力を発揮でき、常にメンバーたちの新しい姿を発見できるというのも魅力のひとつとなっているのではないでしょうか。
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途中で「清涼コンセプト」でカムバックするなど路線変更したグループ
ATBO
デビュー当時、ダークなHIPHOP曲をグループカラーとしデビューしたATBO。
しかし、ATBO2回目のカムバック(2023年5月)から明るいエネルギーを感じられる楽曲へシフトチェンジし、新たな魅力をアピール。
ダンスが得意なグループということもあり、“ダンスをで魅せられる楽曲”であるのは変わりないですが、ガラッと楽曲の雰囲気を変えてきました。
サバイバルオーディション番組『THE ORIGIN』放送当時から“爽やかなビジュアル”で話題になっていたこともあり、コンセプトチェンジに成功したと言ってよいでしょう。
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サバイバルオーディション番組 SBS『LOUD』出身、P NATION(PSYが代表を務める芸能事務所)初のアイドルグループであるTNX。
デビュー当時こそ数年前までのトレンドだった“ドゥンバキ”でデビューした彼ら。
しかし2回目のカムバック(2023年6月7日)では清涼感が感じられるNew Jack Swingジャンルの曲で活動を開始。
さまざまな音楽ジャンルをこなせるというアピールになったのはもちろん、“よい音楽”と話題にも上がり、グループの知名度向上にも繋がりました。
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おわりに
2023年に入りK-POP第5世代へ突入ましたが、K-POP第4世代に流行していた「ドゥンバキ」がひと段落し、「清涼コンセプト」や「素材を活かす」ことが主流となっています。
もちろん、これが主流となっているとはいえ、違うコンセプトで活動するグループもたくさんいます。
最近はどんどん新しいグループが増え、自身の好みに合うグループも見つけやすくなりました。
今回は「清涼コンセプト」で活動するグループや「メンバー1人ひとりの個性を活かすこと」を徹底しているグループをご紹介してきまましたが、皆さんはどんなコンセプトのグループが好きですか?
ぜひ、教えてくださいね!
2022年デビュー
2023年デビュー
2024年デビュー
Around US Entertainment
ATBO
ATBO ウォンビン
ATBO オ・ジュンソク
ATBO キム・ヨンギュ
ATBO ソク・ラグォン
ATBO チョン・スンファン
ATBO ペ・ヒョンジュン
ATBO リュ・ジュンミン
BOYNEXTDOOR
BOYNEXTDOOR イハン
BOYNEXTDOOR ウナク
BOYNEXTDOOR ソンホ
BOYNEXTDOOR テサン
BOYNEXTDOOR ミョン・ジェヒョン
BOYNEXTDOOR リウ
IST Entertainment
K-POP
K-POP MASTER
KOZ Entertainment(HYBE LABELS)
P NATION
RIIZE
RIIZE / 元NCT ショウタロウ
RIIZE / 元NCT ソンチャン
RIIZE アントン
RIIZE ウォンビン
RIIZE ウンソク
RIIZE ソヒ
SM Entertainment
The Wind
The Wind アン・チャンウォン
The Wind キム・ヒス
The Wind タナトン
The Wind チェ・ハンビン
The Wind チャン・ヒョンジュン
The Wind パク・ハユチャン
TNX
TNX ウン・フィ
TNX オ・ソンジュン
TNX チェ・テフン
TNX チャン・ヒョンス
TNX チョン・ジュニョク
TWS
TWS ギョンミン
TWS シニュ
TWS ジフン
TWS ドフン
TWS ハンジン
TWS ヨンジェ
WAKEONE / SWING Entertainment
ZEROBASEONE
ZEROBASEONE / 元INX キム・ジウン
ZEROBASEONE キム・ギュビン
ZEROBASEONE キム・テレ
ZEROBASEONE ジャンハオ
ZEROBASEONE ソク・マシュー
ZEROBASEONE ソン・ハンビン
ZEROBASEONE パク・ゴヌク
ZEROBASEONE ハン・ユジン
ZEROBASEONE リッキー
ボーイズグループ
元RIIZE スンハン
元TNX ウ・ギョンジュン
韓国